仕事をやめて

退職してから④ その他

退職後の感謝

退職すると、本当にいろいろ会社が給与以外にも負担していたことが、実感します。厚生年金、雇用保険など。また、結構な負担となる任意継続健康保険保険料、住民税、国民年金保険料などの支払いがやってきます。
年内に再就職しない場合は、確定申告もやらないといけません。確定申告期間は、翌年2月16日~3月15日(今年はコロナの影響で延長されました)。ここで、いつも年末会社がやってくれた年末調整をして還付金をもらわないと。あと、会社の確定拠出年金をかけていた場合も手続きが必要です。初めてのことが多いので、余裕をもって準備してくださいね。今回は簡単に、確定拠出年金、確定申告についてふれます。

確定拠出年金 

●確定拠出年金は、会社が拠出した掛金を個人が自ら選んだ方法で資産運用し、将来年金もしくは一時金として受け取る制度。今までの積立金は個人ごとに管理されているため、離職・転職後の制度へ積立金を移して運用を継続します。
 ※原則として60歳までは途中引き出しができない。

◆退職後のパターン
 退職後は確定拠出年金の「企業型」「個人型」の何れかに加入

  • 企業型年金加入者 (A)
    厚生年金適用事業所の事業主が単土岐宇または共同で実施
  • 個人型年金加入者 (B)
    個人で掛金を拠出し、運用指図を行う
  • 個人型年金運用指図者(C)
    掛金の掛金は拠出できず、運用の指図のみを行う

●退職後の進路により加入する年金の種類が決まる

  • (A)転職先に確定拠出年金がある場合
      企業型拠出年金加入者となる
  • (B)転職先に確定拠出年金がない場合 自営業者 無職 専業主婦(夫) 公務員など
      個人型確定拠出年金の加入者となる もしくは 個人型確定拠出年金の運用指図者となる
  • (C) 海外転出 国民年金被保険者資格を喪失した場合 
      個人型確定拠出年金の運用指図者となる

●流れ

 ◆会社が加入者資格喪失手続きを行う
 ◆退職後、2,3週間で、記録関連運用管理機関より
  「加入者資格喪失手続完了通知書」「資格喪失時のお手続きのご案内」が届きます
 ◆移換の手続きを自身で行う
  移換は6カ月以内
  6カ月経っても移換しないと個人別管理資産は強制的に国民年金基金連合会に移換されるので注意を!

●転職先に確定拠出年金があれば、移換のみですが、個人の場合はまずは、確定拠出年金をどこで運用するのか。信託銀行、証券会社、ネッ証券会社・・と迷いますね。私は移換手数料や運用手数料などを確認してネット証券会社を選びました。手数料って、結構多きですよ。これから何年もかかりますから。
●口座開設までに結構時間かかりました。書類が私と証券会社の間で行ったり来たりと‥。あとは、どの商品にするかもいろいろ調べました。

確定申告

今回はさらりと流しますが、確定申告までに必要な書類をまとめておきましょう。(年内に転職先が決まっていれば、新しい会社が手続きしてくれます。)
生命保険金の支払額などの証明書 地震保険料の支払い証明書 国民年金保険料などの控除証明書 ふるさと納税の受領書など 揃えておきましょう。また、給与所得の源泉徴収票、マイナンバーズカードなども必要です。
手続き方法は、インターネットや紙ベースでできます。紙ベースの申請書は税務署においてあります。私は1月上旬に税務署に取りに行きました。手引書になっており、順番に手引き通りに作成していけば問題なく作成できました。

まとめ

改めて、退職後に何しようかと思ってましたがこのような手続きがありました。余裕はありますが、やることはやらないと、初めてのことで戸惑いもしました。少し税のことがわかった気がします。これもいい経験になりました。わからないときは、ひとり悩まずそれぞれの窓口で相談しましょう。