節分の日
本日は節分。
節分とは?
節分は、季節の変わり目を表す言葉で、もともと「立春、立夏、立秋、立冬」の前日をいい年4回あります。文字通り「季節の分け目」の日。立春は冬から春への季節の変わり目であり、新たな年の始まりとも考えられ、立春前日を特別に「節分」というようになった。
現在行われている「豆まき」などの行事は、古代中国の行事が伝わったものです。平安時代初期から行われていた旧暦の大晦日に鬼払いをする宮中の年中行事「追儺(ついな)」の儀式からきています。
豆まき
豆まきには煎った大豆が使われ、福豆と呼びます。豆には「まめに暮らす」や「厄災を魔滅させる」といった意味があるともいわれています。豆は「鬼は外、福は内」といいながらまき、まき終わったら自分の年の数より1つ多く食べます。また、その年の恵方(その年の神様がいる縁起のいい方向・今年は北北西)に向いて、無言で太巻き寿司を1本食べると無病息災でいられるという風習があり、関西から全国へと広がりました。
大須観音 節分会
「尾張四観音」と呼ばれる観音寺「荒川観音」「甚目寺観音」「龍泉寺観音」「笠寺観音の中心にあたる大須観音で節分会が開催されました。1年の厄払いでもある節分に出かけました。
1枚3,000円(枡付きは4,000円)の祈祷料で誰でも舞台から豆をまくことができました。
今年も宝船「大須丸」の宝船行列は中止となり残念でしたが、福の神による「鬼追いの儀式」は開催されました。
舞台から豆まき祈祷は10時から18時まで行われました。以前ようなすごい賑わいはないものの、それでも多くの方々が豆まきをおこなっていました。豆は小分けのビニールに包まれたものをまきました。コロナ禍でいろいろ考えて開催されていたと思います。
15時からは、福の神による「鬼追いの儀式」が舞台上で始まりました。「福は~内」といい、鬼を追ってます。
大須観音では「鬼は~外」は言えないんですよ。だから、よく聞いていると「福は~内」のみしか言っていません。大須観音では伊勢神宮から譲られた鬼のお面を寺宝として有していて、お寺を守っている鬼のお面を外に出すということがだめだということです。
福の神による豆まきと、威勢のいい笑い声で鬼が退散していきました。今年も厄払いができました。
来年は、七福神。福の神がのった宝船の行列も開催されるといいなぁ。
毎年2月に開催されていますので、是非機会がございましたらご訪問くださいね。
本日もお越しいただき、ありがとうございました。