仕事を辞めてみて感じること
仕事を辞めてから、あっという間に1年が過ぎてしまいました。
今現在の気持ちですと辞めなきゃよかったという思いはあまりません。
辞めてからしばらくは、20年以上毎日通勤に時間をかけ会社について、慌ただしく過ごしておりましたのでこれでよかったのかなぁと感じたり、これからどうしようかぁと不安に感じることも多かったのは事実です。
今回は辞めたあとの話ではなく、辞める前に感じていたこと、辞める前にしておけばよかったことを振り返ります。
いま、みなさんの中にもお仕事どうしようかなぁと悩んで見える方も多いのでは?
私の経験がちょっとでも、少しでも参考になったらうれしいです。
辞めると決めた時の気持ち
辞める理由はいろいろあると思います。「お給料」「やりがい」「人間関係」「精神的」「将来への不安」「家庭の事情」など 様々だと思います。
入社当時は、夢にあふれて希望しかなかったはずなのに、時間と共にいろいろな不安がでてきますよね。
私は人間関係には恵まれ、この場所にいなかったら出会えなかったお客様、上司、同僚、部下と多くの出会いがあり、とても感謝しております。だったら、なぜ辞めたの?と思われるかも。
私が辞める要因になったのは「精神的」につらくなってしまったことです。
辞める前5年間くらい、半年ごとに起こる大きな課題が原因でした。詳しくは述べれませんがそれまでは3年ごとに起こっていたことが半年ごとに毎回起こる事態。
最初は楽しみながら、ひとつ片づけてやり終え、ちょっと落ち着けるなぁと思いながら仕事にも前向きに取り組んでました。それから3年を過ぎたあたりからさすがにこれがずっと続くかと思うと恐ろしくなりました。
新規案件のために週に2,3度東京、大阪などに出かけ商談することが当たり前になり新しくインプットする余裕もなくなりました。インプットできなければ、アウトプットもできない訳ですから大きな課題に対応するにも以前にも増して時間、労力がかかるようになりました。
この5年間で一度でも充電期間があればよかったのですが、次から次へと課題が沸いてきました。
夜も眠れなくなり少し寝ても仕事の夢、休みもほぼなくなり疲弊していきました。
会社にいる時間も12時間と異常なほど。私はそれが当たり前になってしまっていました。
その部署での長であったため誰にも相談できず、会社でも顔は青白くピリピリとした毎日。たぶん、私だけではなく周りのみんなにも迷惑かけていたと思います。
楽になりたいとバカなことも考え始めました。完全に赤信号です。
コロナ禍にはいり、緊急事態宣言で経済活動もゆっくりとなりました。
私はその間も毎日変わらず出社していましたが、お取組先様への訪問がNGとなったこともあり自分の時間を久々に持つことができ、いままでのことやこれからを考える余裕ができました。
自分自身が壊れてしまうのであれば、まずはその場から逃げようというのが私の答えでした。
自分がなくなってしまうより、少しでも長く自分であり続けるために。
もちろん、年なだけに不安もありましたがおひとり様だったこともあり決断は早かった。
辞めることを決意し、3か月後に退職しました。
上司に伝え翌日から引き継ぎをおこない、次へ迷惑がかからぬように段取りました。
みなさんも、同じ状況、気持ちが折れてしまったら早めに気づいて欲しいと切に願います。
私は特殊要因で自分に向き合うことができました。立ち止まることは大切です。時間を無理にでも作って自分に向き合い、心の声を聴いてあげてください。
少しでもできることを
辞めてから、いろいろな学びもありました。私は慌てて退職したので、活用できませんでした。
どんな理由で辞めるのを迷っているのであれば、まずは転職サイトを覗くことをお勧めします。
辞める前に一度も見たことがなかったのですが、同業種や他業種含めて眺めてみるとたくさんの求人があることに驚きます。また、同業種で同じ仕事でも給与、休日などまったく違います。
もちろん、転職活動自体は会社へ報告なしで行えるので転職サイトへ登録して自分の希望に合致した求人メールを受け取ることもいいでしょう。
気になれば、申し込みをして面談を受けることで新しい一歩が踏み出せるかもしれません。
転職を考えるなら、若ければ若いほど有利です。当たり前ですが。求人によっては年齢制限があります。年齢が高くてもまったく求人がなくなることはありません。しかし一日も早く行動することが大切です。
あとは、転職エージェントにも相談するといいかもしれません。いろいろ相談にのってくれますし、求人サイトにない求人をもっていることもあります。
こころ許せる友人がいるならば、まず話を聞いてもらってください。
いろいろ書きましたが、少しだけ行動することで不安は多少和らぎますし、自分の将来をみつめることができます。
会社を辞めることは不安もあり大きな決断ですが、自分を大切にしてあげてください。