名古屋 大須 散策
有名な大須観音や万松寺など散策してきましたが、もう少しだけお付き合いください。
大須商店街内を行ったり来たりとしながら、寺院、神社を参拝いたします。
北野神社
歴史
「大須」の地名は大須観音に由来しますが、大須観音はもともと北野神社の一部の神宮寺でした。1324年に後醍醐天皇の勅命で岐阜県大須に北野天満宮を建立。清州越しの際に大須観音とともに今の地へ移転したとされています。祭神は菅原道真です。
陽秀院
歴史
陽秀院は、別名大須秋葉殿といいます。寛永初年から今の地にあり、天保の頃から民間信仰が盛んになったといわれています。紙貼地蔵のおからだに紙を貼って願うとなにごとも人間の苦しみをかばって、お聞きくださるお地蔵様があります。
富士浅間神社
歴史
明応4(1495)年、後土御門天皇命により、富士山本宮浅間神社から分霊を勧請し、建立されました。社殿は、初代尾張藩主徳川義直公の内室高原院により建てられました。もともと、尾張三名水として名高い御下水のある清寿院の鎮守として建てられたが、明治の廃仏棄却で清寿院は廃寺になりました。
七寺
歴史
天平7年、尾張国中島郡萱津(現・愛知県甚目寺町)に行基により創建されました。正式名は稲園山正覚院長福寺です。清州越しの際に今の地へ移転されました。
戦災で、旧国宝の本堂と本尊の阿弥陀如来、七堂伽藍のすべてが焼失しました。経蔵一棟を残すのみになりました。難を逃れた観音勢至の2像と唐枢入一切経は国の重要文化財に指定されています。境内の大日如来像は、今も戦火のすごさを物語っています。
まとめ
今回ご紹介した以外にも、寺院、神社がありますが時間切れですべてを散策できませんでした。名古屋市内大須商店街内に歴史深いところがこんなにあるんだぁと改めて感じました。商店街でお食事やお買い物を楽しみながら歴史文化巡りなんて素敵じゃありませんか?商店街通りから少し道を外して、散策してみてはいかがでしょうか。
※清州越し・・慶長15(1610)年の名古屋城築城に伴って、慶長17(1612)年頃から当時の尾張地方の中心であった清州から名古屋へ都市機能の移転が行われました。