ふらふら散策

名古屋市 市政資料館 愛知県名古屋市

名古屋市市政資料館

名古屋市 市政資料館

NHK朝ドラ「虎に翼」で撮影に使用された「名古屋市 市政資料館」に
行ってまいりました。
市政資料館の存在は地図などでは知っていたのですが実際に訪れるのは初めてです。
名古屋市ってあんまり観光名所もないと思い込んでいるだけでまだ知らない場所もありそうです。

市政資料館

名古屋市 市政資料館の建物は、大正11(1922)年に当時の名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所として建設されて以来、昭和54(1979)年に名古屋高等・地方裁判所が中区三の丸に移転されるまで、中部地方における司法の中心でした。
現在はこうした歴史的背景と建築美をもつこの建物を、名古屋市の貴重な文化遺産として
国(文化庁)や県の補助を受けて建物の保存・復元修理の工事を行い、
平成元(1989)年に「名古屋市市政資料館」として整備・再生されました。
国の重要文化財(昭和59年指定)として保存・公開され、名古屋市の公文書館として名古屋市の誕生から今日にいたるまでの行政文書や資料を保存し公開しています。

重要文化財として旧名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎

①現存する最古の控訴院建築である
②煉瓦造りとしては最後の大規模な近代建築である
③外観と中央階段室、三階会議室は19世紀のネオ・バロック様式を今日に伝える優れた意匠になっている
④ステンドグラスや漆喰塗り、マーブル塗りなど高度な技術が残されている
⑤煉瓦と鉄筋コンクリートを併用した構造から近代建築の技法の変遷がうかがえる
 以上のことが認められ、国の重要文化財として指定されました。

みどころ

私は地下鉄を利用して訪れました。駅から徒歩で10分程で、市政資料館の外観が遠くから見えてきました。外壁の赤煉瓦、ドーム型の上屋の緑の銅板、屋根の黒、華やかさもあり歴史と重厚さを感じられます。
そして、館内に入るとNHK朝ドラ「虎に翼」でみた場所です。


大理石造りの中央階段室、天井には日輪を素材に用いた公正正大な裁判を表現する大ステンドグラス、正面には罪と罰が釣り合うことを意味する天秤をモチーフとしたステンドグラスをみることができます。陽の光も入りとても素敵で神秘的にも感じました。
そして階段を昇り2階へ。


趣ある廊下や窓からのぞく中庭や外壁の赤煉瓦、他の部屋の窓枠など歴史ある建造物を堪能できます。


展示室も明治憲法下から現在憲法下の法廷までリアルに再現されていて違いを感じながら学ぶこともできます。
また、明治から今日に至る名古屋の街の変遷の様子を地図、写真などのパネルから知ることもできます。


私は名古屋駅の以前の写真を見つけた時は懐かしさとあっこれこれと納得しながら
すっかり忘れていた記憶を蘇らせました。この二十数年で大きく変わったことを改めて実感しました。

まとめ

初めて訪れた市政資料館。歴史ある建物、そして館内もいろいろな発見もあり目でも楽しむことができました。館内には1時間ほどいたと思いますが名古屋市の変遷も興味深いものでした。私くらいの年代だと思い出と照らし合わせながら拝見するのもいいでしょうし、お子様には歴史を学びながら研究するのもいいと思いました。
名古屋に観光される方は是非お立ち寄りください。わざわざ・・と言われる方、
名古屋城から徒歩圏内ですよ。名古屋城とセットで訪れてみてはいかがでしょうか。

アクセス

電車でのアクセス

●地下鉄名城線「名古屋城」下車 東へ徒歩約8分
●名鉄瀬戸線「東大手」下車 南へ徒歩約5分

バスでのアクセス

●市バス・メーグル「市政資料館南」下車 北へ徒歩約5分
●市バス・名鉄バス「清水口」下車 南西へ徒歩約8分
●市バス・名鉄バス「市役所」下車 東へ徒歩約8分

所在地

●名古屋市 市政資料館
 愛知県名古屋市東区白壁1丁目3番地
 ℡052‐953‐0051

開館時間

午前9時~午後5時

休館日

月曜日(休日の場合はその直後の平日)
毎月第3木曜日(休日の場合は第4木曜日)

入館料

無料